このホームページは新型インフルエンザやSARSなどを含む新型感染症の危機という現代が抱える最も深刻な問題を解決するためのサイトです。
防人は日本の奈良時代から平安時代にかけて行われた国を守る制度であり、特に九州地区に関東から徴兵された人々が配置されました。万葉集における防人の歌は有名です。
今回、九州をアジアとの防疫の拠点であることを強調し、新型感染症に対して、インターネットを活用し、医療分野の連携を深め、日本社会に対して重要な情報を発信したいとの思いから、このサイト名をe防人としました。
For Emerging infection, Safety And Keep In touch with Medical Organizations, RIsk management
一度にたくさんの人々が感染することをアウトブレイク、感染症集団発生と言います。
感染症は正体が判明されれば、全世界にその研究者や専門家が存在しているので、解決の方向に向かうと予想されます。
しかし、得体のわからない病原体が蔓延している状況では、私達はどうしたらよいのでしょうか?感染パニックという言葉があります。いわゆる感染症によって社会としての機能が失われる状況です。
このことを危機管理対策としてしっかり認識され、日頃から地震や災害と同じように訓練やシミュレーションが行われなくてはなりません。
このホームページは新型感染症の危機管理対策を議論するため、大学・研究所・行政の横の連携をめざします。まずは現状の問題を提起することから始めます。今後、予算がつきしだい、専門家が議論できる場やシミュレーションが体験できる場を提供してゆきたいと考えています。
このホームページの運用ルールは、以下の通りだと考えています。
- 議論の環境作りのため、意見される先生はある程度、連絡先やバックグランドが明確にされなければならないと考えます。
理由は問題が深刻で、不要な書き込みはできるだけ謹んでいただきたいからです。
- 日頃から感染症に携わっておられる方なら、どなたでも参加でき、どのような内容にでも意見できる環境でなくてはならないと考えます。
理由は得体の知れない微生物にどう対処するかについては、専門性のうんぬんよりも、より多くの感染症対策に関わっている方々が横との連携(特に大学・研究所と行政)を強め、アイデアをたくさん出し合うことのほうが重要と考えます。
まだ書き込みが可能とはなっていませんが、可能になったときを想定して、
1. と 2. は相反するかもしれません。しかしこれを乗り越えて議論しなければ、生半可な知識や不正確な情報の氾濫に打ち勝つことはできません。無批判な報道に対しては専門家の目でしっかりと見極める必要があります。
このホームページは医学教育からの視点からも作成されております。九州大学医学部と薬学部の学生にアンケート調査を行い、新型感染症に遭遇したとき、どこに情報源を求めるかという調査を平成18年に行いました。実に70%がインターネットと答えており、その中でもWHOのホームページにアクセスすると答えた学生が最も多く20%でした。e防人はこうした医学教育の時代のニーズに応えるために作成されることを願っています。
連絡先:
このホームページは、文部科学省 平成17年度科学研究費補助金(萌芽研究)によって運用されています。
ホームページ責任者 : 九州大学大学院 医学研究院 細菌学分野 藤井 潤
ホームページ作成協力: 株式会社 NSソリューションズ西日本